防水工事はトップコートだけでもいい?
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福岡市・糸島市にお住いの皆さんこんにちは!
ベランダや屋上に行う防水工事。
トップコートだけで十分?防水工事を一からしないとダメ?と悩む方もいるのではないでしょうか?
トップコートだけで十分な場合もあれば、防水性能を回復させる必要がある場合もあります。
今回は防水工事で重要な「トップコートの役割」と「防水層の状態」について解説します。
目次
トップコートとは?
トップコートとは、防水層の一番表面に塗る保護塗料のことです。
ウレタン防水やFRP防水などの防水層は、紫外線や雨風によって少しずつ劣化していきます。
トップコートはその防水層を紫外線や摩耗から守るために施工されます。
トップコートには以下のような役割があります。
・紫外線から防水層を守る
・雨や汚れから防水層を保護する
・美観を維持する
・防水層の寿命を延ばす
つまり、トップコート自体に高い防水性能があるわけではなく、
防水層を守るための「保護膜」という位置づけです。
トップコートだけで済むケース
次のような状態であれば、トップコートのみの塗り替えで十分な場合があります。
防水層にひび割れがない
表面の色あせや汚れはあっても、防水層に亀裂や破れがなければ
トップコートの塗り替えで保護機能を回復できます。
雨漏りしていない
現在雨漏りが発生しておらず、防水層が正常に機能している場合は
トップコートでのメンテナンスがおすすめです。
前回施工から5年前後
一般的にトップコートは約5年ごとの塗り替えが推奨されています。
このタイミングで定期的に施工することで、防水層そのものを長持ちさせることができます。
トップコートだけではダメなケース
次のような症状がある場合は、防水工事そのものが必要になる可能性があります。
防水層にひび割れがある
防水層までひびが入っている場合は、トップコートを塗っても隙間が塞がりません。
そこから雨水が侵入し、雨漏りの原因になります。
防水層が膨れている
防水層の内部に水分が入り込むと膨れが発生します。
膨れた状態でトップコートを塗っても改善せず、さらに剥がれが広がる恐れがあります。
防水層が剥がれている
防水層そのものが剥離している場合、防水性能はほとんど失われています。
トップコートでは補修できないため、防水層の補修や全面改修が必要です。
雨漏りしている
すでに室内へ雨水が侵入している場合は、原因調査を行った上で適切な防水工事を
実施する必要があります。
トップコートだけでは雨漏りは収まりません。
トップコートの劣化サイン
次の症状が見られたら、トップコートの塗り替え時期です。
・色あせ
紫外線によって塗膜が劣化すると色が薄くなります。
・チョーキング
表面を触ると白い粉が付着する現象です。
塗膜が分解されているサインです。
・小さなひび割れ
細かなひびが増えてきたら劣化が進行しています。
放置すると防水層まで傷んでしまいます。
・艶がなくなる
施工直後の光沢が失われると、防水層を保護する性能も低下しています。
トップコートを塗り替えるメリット
①防水層が長持ちする
トップコートは紫外線を防ぐため、防水層へのダメージを大幅に軽減できます。
結果として防水工事全体の寿命が延びます。
②メンテナンス費用を抑えられる
トップコートを定期的に施工することで、防水層の全面改修を先延ばしにできます。
大規模な工事を避けられるため、長期的なコスト削減につながります。
③美観が回復する
色あせや汚れが改善され、ベランダや屋上がきれいになります。
建物全体の印象も良くなります。
トップコートだけの施工をする際の注意点
トップコートのみの施工費用は防水工事全体に比べると比較的安価です。
そのため、定期的なトップコートの塗り替えはコスト面でも大きなメリットがあります。
ですが、注意点もあるので確認してください。
●高圧洗浄をしっかり行う
汚れやコケが残っていると密着不良を起こし、すぐに剥がれてしまいます。
施工前の下地処理は非常に重要です。
●防水層の点検を必ず行う
見た目では問題がなくても、防水層内部が傷んでいることがあります。
施工前に専門業者へ点検を依頼しましょう。
●DIYはおすすめしない
トップコート塗るだけに見えて自分でできそうと思うかもしれません。
ですが、下地処理や乾燥時間、塗布量など専門的な知識が必要です。
防水工事を長持ちさせるポイント
防水性能を長持ちさせるには、トップコートだけに頼るのではなく日々の習慣でも
長持ちさせることができます。
・落ち葉やゴミをこまめに掃除する
・排水口の詰まりを防ぐ
・重い物を長期間置かない
・年に1回程度劣化がないか点検する
・約5年ごとにトップコートを塗り替える
ベランダにすのこやマットを敷いても大丈夫?
ベランダを快適な空間にするために、木製のすのこやジョイントタイルなどを敷く方も多いでしょう。
防水層を長持ちさせるという点では、設置方法や使用環境に注意が必要です。
マットやタイルなどを敷くこと自体が防水層を傷めるわけではありませんが、
長期間敷きっぱなしにするとさまざまなトラブルを引き起こす可能性があります。
【湿気がこもりやすくなる】
マットやタイルの下は風通しが悪くなり、雨が降ったあとも水分が乾きにくくなります。
湿気が長時間残ることで、コケやカビが発生しやすくなるほか、
防水層の表面に汚れが蓄積しやすくなります。
【排水口が詰まりやすい】
落ち葉や砂、ほこりなどがすのこの下に入り込むと、排水口へ流れにくくなります。
排水口が詰まるとベランダに水たまりができ、防水層へ負担がかかる原因になります。
大雨の際には雨水が排水しきれず、雨漏りのリスクが高まることもあります。
【防水層の劣化に気づきにくい】
マットやタイルを敷きっぱなしにすると、防水層のひび割れや膨れ、剥がれなどの
劣化を発見しにくくなります。
気付いたときには劣化が進行し、大掛かりな防水工事が必要になるケースも少なくありません。
そのため設置する際には、定期的に取り外して床を掃除し、
防水層の状態や排水口に異常がないかを確認することが大切です。
防水工法によってトップコートの必要性は異なる
一口に防水工事といっても、防水工法にはいくつかの種類があり、トップコートの役割やメンテナンス
方法は工法によって異なります。
そのため、ご自宅のベランダや屋上がどの防水工法なのかを把握しておくことも大切です。
【ウレタン防水】
ウレタン防水は、液状の防水材を塗り重ねて防水層を形成する工法です。
ウレタン防水は紫外線に弱いという特徴があります。
そのため、トップコートによる保護が欠かせません。
【FRP防水】
FRP防水は、ガラス繊維で補強されたプラスチック素材を使用した防水工法です。
FRP防水も紫外線の影響を受けやすいため、トップコートの定期的な塗り替えが必要です。
トップコートが劣化すると、防水層が傷みやすくなり、ひび割れや色あせの原因となります。
【シート防水】
塩化ビニルシートやゴムシートを貼り付けるシート防水は、工場やマンションの屋上など
広い面積で採用されることが多い工法です。
シート防水は工法によってトップコートが不要な場合もありますが、
保護塗装を施すことで耐久性が向上するケースもあります。
メンテナンス方法はシートの種類によって異なるため、自己判断せず専門業者へ相談することをおすすめします。
まとめ
トップコートは、防水層を紫外線や雨風から守るための重要な保護塗装です。
防水層が健全な状態であれば、トップコートだけの塗り替えで十分なケースも多くあります。
防水工事を長持ちさせるためには、約5年ごとのトップコート塗り替えと、定期的な点検を行うことが大切です。
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記事監修者
山口 博城HIROKI YAMAGUCHI
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