長尺シート工事が必要な理由とは?劣化サインや張り替え時期も紹介
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福岡市・糸島市にお住いの皆さんこんにちは!
マンションやアパート、ビルなどの共用廊下や階段で見かけることの多い「長尺シート」。
実はこの長尺シート見た目を美しく保つだけでなく、防水性や安全性を向上させる重要な
役割を果たしています。
マンションやアパートの改修工事や大規模修繕工事を検討されている方。
長尺シートは問題ないですか?
そこで今回は「長尺シート工事とはどんな工事なのか」「必要性はあるのか?」と疑問に
思う方に向けて、長尺シート工事の概要やメリット、施工の流れ、メンテナンスのタイミングを
詳しく解説します。
長尺シートとは?
長尺シートはさまざまな場所に施工されています。
一般住宅よりもマンションやビル、商業施設、病院、学校など人の往来が多い建物で広く採用されています。
・マンションやアパートの共用廊下
・階段の踏み面や踊り場
・エレベーターホール
・ビルの通路
・商業施設の歩行スペース
・学校や病院など公共施設
・屋外の開放廊下や屋上への通路
など施工場所に応じて、防滑性や耐候性、デザイン性を重視した製品が選ばれています。
「長尺」と呼ばれる理由は、ロール状で長いシートを使用することからきています。
特にマンションの共用廊下や開放廊下、バルコニー、階段などでは、
コンクリート面をそのまま露出させるよりも耐久性や歩行性が向上するため、多くの建物で施工されています。
長尺シート工事とは?
長尺シート工事という言葉を耳にしたことがある人は少ないと思います。
長尺シート工事とは、塩化ビニル製などの床用シートをコンクリート面に接着し、
床を保護・美観向上・防滑性向上などの目的で施工する工事です。
【長尺シート工事の施工手順】
長尺シート工事は、施工前は現地調査をしっかり行い、床面の状態に適した工法や材料を提案してもらうことで、
長期間安心して使用できる仕上がりが期待できます。
①現地調査
まず床面の劣化状況を確認します。
ひび割れや浮き、水分の影響などを調査し、施工可能かどうかを判断します。
②下地補修
既存の床面に欠損やひび割れがある場合は補修を行います。
下地処理が不十分だとシートの浮きや剥がれにつながるため非常に重要な工程です。
③清掃・研磨
床面のほこりや油分を除去し、必要に応じて研磨を行います。接着剤の密着性を高めるため、
丁寧な下地処理が求められます。
④接着剤の塗布
専用の接着剤を均一に塗布し、施工環境や製品に適した状態を整えます。
⑤長尺シートの貼り付け
空気が入らないように圧着しながら丁寧に貼り付けます。
ジョイント部分も美しく仕上げることで耐久性と見た目を両立させます。
⑥圧着・仕上げ
ローラーなどでしっかり圧着し、必要に応じて端部のシーリング処理を行います。
施工後は接着剤が十分に効果するまで養生期間を設けます。
長尺シート工事は必要?メリットと施工を検討すべきケース
長尺シート工事は、すべての建物で必須というわけではありません。
しかし、マンションやアパートの共用廊下・階段、ビルの通路など
人が頻繁に歩く場所では必要性の高い工事といえます。
①防滑性が高く安全性が確保できる
長尺シートの表面には滑りにくい加工が施されている製品が多く、
雨の日でも転倒リスクを軽減することができ転倒防止につながります。
小さな子供や高齢者が利用する建物でも安心して歩行できる環境づくりに役立ちます。
②防水性能を高められる
コンクリートはひび割れや経年劣化によって水が浸入することがあります。
長尺シートを施工することで床面を保護し、雨水の影響を受けにくくなるため、
建物の耐久性向上にもつながります。
③歩行音を軽減できる
コンクリートは足音が響きやすく、他の住人の迷惑になることもありますが、
長尺シートには衝撃を和らげる効果があり、歩行音の軽減が期待できます。
集合住宅では入居者の快適性の向上にも影響します。
④メンテナンスしやすい
長尺シートがあることで表面が汚れにくく、日常の清掃もしやすい点はメリットといえます。
定期的な清掃を行うことで、美しい状態を長く維持できます。
床の劣化を防ぐことで、大規模な補修工事が必要になるリスクも軽減できる場合があります。
適切な時期の張り替えを行えば、結果として建物全体の維持管理がしやすくなるのもポイントです。
⑤美観を維持し、建物の印象を良くする
経年劣化したコンクリートは汚れや色ムラが目立ちやすくなります。
長尺シートを施工すると床面がきれいに整い、建物全体が明るく清潔な印象になります。
賃貸住宅では入居希望者への印象アップにもつながる可能性があります。
よくある不具合の原因
長尺シートは耐久性に優れた床材ですが、施工後の環境や経年劣化によって
”浮き・剥がれ・膨れ”
といった不具合が発生することがあります。
・接着剤の劣化による浮き・剥がれ
長尺シートは専用の接着剤で床面に固定されていますが、年月の経過とともに接着力は徐々に低下します。
特に施工から10年以上経過している場合や、直射日光や雨風の影響を受けやすい場所では、
端部や継ぎ目から浮きや剥がれが発生しやすくなります。
・下地の劣化やひび割れ
コンクリートの下地にひび割れや欠損があると、その影響でシートが浮いたり破れたりすることがあります。
また、下地が平らでない状態で施工すると、部分的に負荷がかかり、不具合の原因になることもあります。
そのため、施工前の下地補修は非常に重要な工程です。
・雨水や湿気の浸入による膨れ
床面に水分が入り込むと、接着剤の性能が低下し、シートの内部に湿気がたまって膨れることがあります。
排水不良や防水層の劣化がある建物では、このような症状が起こりやすく、見た目だけでなく
耐久性にも影響を及ぼします。
・経年劣化や歩行による摩耗
長年にわたり多くの人が利用する廊下や階段では、歩行による摩耗や衝撃が蓄積します。
これによりシートの端部がめくれたり、表面が傷んだりして、最終的に剥がれや浮きが発生することがあります。
長尺シートの端の部分が剥がれていたり、浮いたりしているのはこのためです。
【工事の必要性が高いケース】
上記のような症状が見られたる場合には、点検や工事を検討するタイミングです。
劣化を放置すると転倒事故や下地の損傷につながるおそれがあるため、早めの対応が大切です。
転倒以外にも次のような問題が起こる可能性があります。
・雨水が下地に侵入し、コンクリートの劣化を招く
・シートの傷みが周囲へ広がり、補修範囲が大きくなる
・建物全体の見た目が悪くなり、資産価値や印象に影響する
外壁塗装や防水工事と同時施工するメリット
マンションやビルの大規模修繕では、長尺シート工事を外壁塗装や防水工事と同時に行うケースが多く
あります。
足場を一度に活用できる場合があり、工事期間やコストを効率化しやすくなるほか、
建物全体のメンテナンス計画も立てやすくなります。
共用部全体の見た目が統一され、資産価値の維持にもつながります。
まとめ
日頃から共用廊下や階段を点検し、シートの浮きやめくれ、小さな膨れなどを見つけたら、
早めに専門業者へ相談することが大切です。
初期段階であれば部分補修で対応できる場合もありますが、劣化が進行している場合は
全面張り替えが必要になることもあります。
定期的な点検と適切なメンテナンスを行うことで、長尺シートを長持ちさせ安全で快適な歩行環境を
維持しやすくなります。
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記事監修者
山口 博城HIROKI YAMAGUCHI
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