大和ハウスの外壁塗装で注意すべき点やタイミング、費用相場を解説
「大和ハウスの住宅をそろそろ外壁塗装しようかどうか悩んでいる」という方もいるのではないでしょうか。 本記事では大和ハウスの住宅を外壁塗装する際に注意したいポイントや外壁塗装を検討すべきタイミング、費用相場などを紹介しております。 外壁塗装を怠ると、さまざまなトラブルを招くリスクが高まります。 本記事を参考に、適切に外壁塗装を行いましょう。 大和ハウスの住宅を外壁塗装する際に注意したいポイント 大和ハウスの住宅を外壁塗装する際に注意したいポイントをご紹介します。 ・コーキング(シーリング)の打ち替え費用が高くなりやすい・塗料が付着しにくい建材が使われている場合がある・ヒートブリッジ現象が発生しやすい・2000年以前に大和ハウスで建てた住宅の外壁には注意が必要 どういうことか、詳しく解説します。 コーキング(シーリング)の打ち替え費用が高くなりやすい 大和ハウスの住宅はサイディングに厚みがあるため、コーキング(シーリング)の打ち替えにかかる費用が高くなりがちです。 コーキング(シーリング)とは、外壁材のすき間(目地)まわりにある、ゴムの防水剤のことです。 サイディングに厚みがあると、すき間も深くなるため、使用するコーキング(シーリング)の量も多くなります。 その結果、外壁塗装を行う際にコーキング(シーリング)の打ち替えを行うと、費用が高くなりやすいです。 塗料が付着しにくい建材が使われている場合がある 大和ハウスでは「熱可塑性アクリル樹脂」が使用されている外壁があり、塗料が付着しにくい、または塗装そのものができない場合があります。 熱可塑性アクリル樹脂が使われている場合、塗料がうまく付着しなかったり外壁に「膨れ」が発生しやすくなったりします。 この場合にメンテナンスを行うなら、外壁の塗装より費用は高くなりますが、カバー工法や張り替えといった対応が必要になる可能性が高いです。 ヒートブリッジ現象が発生しやすい 大和ハウスでは鉄骨が使用されているケースが多く、ヒートブリッジ現象が発生しやすいです。 ヒートブリッジ現象とは、熱が通りやすい鉄骨部分とそれ以外の箇所で発生する、外壁の変色のことです。 ヒートブリッジ現象は外壁内部の構造的な問題のため、「外壁塗装時の不具合では?」と相談いただく場合もありますが、残念ながら塗装では解決できません。 西暦2000年以前に大和ハウスで建てた住宅の外壁には注意が必要 西暦2000年以前に大和ハウスで建てた住宅の外壁塗装は、おすすめできません。 大和ハウスは西暦2000年以前に、サイディングで使用していた塗料に欠陥が発見されたからです。 問題のある塗料のうえから塗装してしまうと、外壁の剥がれや膨れといったトラブルが発生しやすくなります。 そのため塗装では解決できず、カバー工法や張り替えでの対応が必要です。 自宅が対象となるかどうか不安な方は、大和ハウスまたは専門業者に相談してみましょう。 大和ハウスの住宅を外壁塗装するか検討すべきタイミング 大和ハウスの住宅を外壁塗装するかどうか検討すべきタイミングは、下記のとおりです。 ・外壁やコーキングのひび割れ・塗装の剥がれ・チョーキング現象・色褪せ、変色・カビ、コケ、藻の発生 お家の外観を見て「おや?」と思う箇所があれば、外壁塗装の専門業者に相談してみましょう。 「これくらい大丈夫だろう」と思っていると、不具合が進行してしまい、費用が高くなるリスクが高まります。 大和ハウスをはじめとする住宅の外壁塗装にかかる費用相場 大和ハウスの住宅を外壁塗装する場合、一般的な住宅よりも費用が高くなりがちです。 一般的な住宅の外壁を塗装する場合にかかる費用は70〜110万円ほどかかります。 屋根と外壁を同時に塗装する場合は110〜160万円です。 ※いずれも30坪の住宅を想定。上記費用に加えて諸経費がかかります。 大和ハウスの場合、サイディングが暑くコーキングの打ち替えに通常より費用がかかる可能性が高いため、全体の費用感も上記金額より高くなりがちです。 正確な費用感を把握するなら、現地を調査して正確に計算する必要があるため、業者に見積もりを依頼してください。 外壁塗装を怠るデメリット 「費用がかかるから」「まだ大丈夫だから」と、不具合が発生しているにもかかわらず外壁塗装を見送ろうか考えている方もいるのではないでしょうか。 しかし外壁塗装を怠ると、下記のようなデメリットが発生しやすくなるため、おすすめできません。 ・外壁トラブルが発生しやすくなる・機能性が低下する・修理費用が高くなりやすい・お家の美観を損なう どういうことか、それぞれ詳しく解説します。 外壁トラブルが発生しやすくなる 外壁を塗装せずに放置すると、ひび割れや色褪せ、雨漏りなどといったトラブルが発生しやすくなります。 塗料には耐用年数があり、一定の時期を超えると上記のような外壁トラブルが発生しやすくなるのです。 外壁に使用されることが多い主な塗料と耐用年数を紹介します。 ・ウレタン塗料:5〜10年・シリコン塗料:7〜15年・フッ素塗料:12〜20年・無機塗料:18〜20年 上記は外壁に使用した場合の耐用年数です。 屋根の場合は、上記よりも耐用年数が短くなります。 機能性が低下する 塗料によっては断熱性や遮熱性が高いもの、汚れに強いものなど、機能性に富んだものがあります。 しかし適切なタイミングで外壁を塗装しないと、上記のような機能性が低下するリスクが高まります。 修理費用が高くなりやすい 外壁塗装をはじめとしたお家のメンテナンスを怠ると、修理費用が高くなるリスクがあります。 本来であれば軽微な修理で済んだはずのものが、塗装をはじめとしたメンテナンスを怠ったばかりに、不具合が進行してしまうからです。 お家の美観を損なう 外壁塗装を怠ると、色褪せたり剥がれたりしやすくなり、お家の美観を損なってしまいます。 適切なタイミングで外壁塗装を行い、お家の見た目を良くしましょう。 大和ハウスの外壁塗装なら専門業者への依頼がおすすめ 「大和ハウスで家を建てたのだから、外壁塗装も大和ハウスに相談してみよう」と考えている方も少なくないでしょう。 もちろん大和ハウスに相談するのも良いですが、少しでも外壁塗装の費用を抑えるなら、専門業者に依頼するのもおすすめです。 大和ハウスをはじめとするハウスメーカーに修理を依頼すると、実際の作業は外注先に依頼するため、手数料(中間マージン)が発生します。 そのため、自社施工を行っている専門業者に依頼した方が、お手頃価格で外壁を塗装できるためおすすめです。 専門業者でも外注を使っているところはあるが、ユーペイント(運営:アスムコーポレーション)では、足場を含めて自社で施工しております。 多くの住宅の外壁塗装を行ってきたため、品質には自信があります。 福岡県福岡市、糸島市および周辺地域にお住まいの方は、お気軽にご相談ください。 外壁の塗装事例 福岡市・糸島市周辺で外壁・屋根の塗装を行っているユールーフ(運営:アスムコーポレーション)が手がけた、外壁塗装の事例をご紹介します。 外壁を塗装すると外観がどのように変化するのか、写真を通じて確認してみてください。 福岡早良区で屋根・外壁の塗装工事を行った事例 Before After 外壁と竪樋(たてどい)、シャッターボックスを塗装させていただきました。 全体的に引き締まった印象となり、お家の美観が向上しております。 費用は130万円、工事期間は16日ほどです。 福岡市西区で外壁塗装工事を行った事例 Before After 暗めのカラーに外壁塗装させていただいた事例です。 カラーは「チャコール」とよばれる、おしゃれさが絶妙に目立つ色合いのものを使用しております。 かかった費用は157万円(屋根付帯部の塗装費用を含む)となります。 大和ハウスの住宅を適切に外壁塗装しよう 本記事では大和ハウスの住宅を外壁塗装する場合に注意すべきポイントや塗装するタイミング、費用相場などをご紹介しました。 外壁塗装を行う場合、大和ハウスならではの事情で対応が難しかったり修理費用が高くなったりする場合があります。 ただし適切なタイミングで修理を行わなければ、外壁の機能性や美観が低下したり、不具合が進行して修理費用が高くなったりするリスクが高まります。 大和ハウスはもちろん専門業者への相談も視野に、外壁塗装を依頼しましょう。
2025.09.05(Fri)
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