外壁・屋根塗装の費用が180万円は妥当?見極めるコツを徹底解説
2025.10.07 (Tue) 更新
「外壁・屋根塗装の見積もりが180万円だったけれど、高すぎないか心配」
「悪質な業者かどうか見極めるコツがあれば知りたい」
多くの方にとって外壁や屋根の塗装工事は身近なものではないため、見積もり金額が高いのか安いのか判断しにくいという方もいるでしょう。
本記事では外壁や屋根の塗装に180万円かかるのが妥当なケースと、悪質業者を疑うべきケースについて解説します。
ユーペイントの施工事例と実際にかかった費用もあわせてご紹介しますので、業者選びの参考になれば幸いです。
目次
外壁や屋根塗装の費用が180万円は一般的には高額
結論として、外壁や屋根塗装の見積もりが180万円というのは相場より高額といえます。
具体的に、約30坪の住宅を想定した場合の費用相場は以下のとおりです。
・外壁塗装+屋根塗装:110万円〜160万円
・外壁のみの塗装:70万円〜110万円
・屋根のみの塗装:60万円〜80万円
※上記以外にシーリング費用、付帯塗装、消費税、諸経費が別途必要
外壁や屋根塗装にかかる費用は、住宅の広さや状態、使用する塗料などによって前後します。
住宅によっては、180万円の見積もりが妥当というケースもあります。
一般的に180万円という金額は相場より高額ではあるため、費用の根拠を業者に説明してもらいましょう。
外壁や屋根塗装で180万円かかるのが妥当なケース
外壁や屋根塗装で180万円かかるのが妥当なのは、主に以下のケースです。
・塗装する面積が広い
・高額な塗料や仕上げ方法を採用している
・複数のメンテナンスを同時に行う
・大手ハウスメーカーに依頼している
上記4つのケースについて、くわしく解説します。
塗装する面積が広い
お住まいがほかの住宅より大きい場合、180万円が適正価格というケースもあり得ます。
たとえば60坪の住宅を外壁塗装する際の費用相場は約120〜200万円であり、180万円の見積もりは妥当といえます。
塗装面積は住宅の形状によっても異なってくるため、同じ坪数でも費用が前後する場合がある点は知っておいてください。
高額な塗料や仕上げ方法を採用している
使用する塗料によっても、外壁や屋根塗装の費用は大きく変動します。
主に外壁や屋根塗装に使用される塗料の、1平方メートルあたりにかかる費用相場は以下のとおりです。
・シリコン塗料:約1,800〜3,500円/平方メートル
・フッ素塗料:約3,000〜5,000円/平方メートル
・無機塗料:約3,800〜5,500円/平方メートル
また、塗装時に特殊な仕上げ方法を用いる場合も費用は高くなります。
複数のメンテナンスを同時に行う
外壁や屋根塗装以外のメンテナンスを同時に施工する場合も、見積もり金額が高くなります。
同時に行われるメンテナンスには、軒天(外壁より外側にある屋根の裏面)の塗装や、ベランダの防水塗装などが挙げられます。
特に屋根の葺き替えは、30坪ほどの住宅での費用相場が100〜200万円かかる高額な工事です。
屋根の葺き替え工事は、既存の屋根を取り外して下地を補修し、新しい屋根材を張る工法を指します。
劣化が激しい住宅では、トータルの費用が180万円を超えるケースは珍しくありません。
大手ハウスメーカーに依頼している
工事内容や使用する材料だけではなく、依頼する業者によっても費用は変動します。
一般的に大手ハウスメーカーは、中間マージンや広告宣伝費などの諸経費が上乗せされるため費用は高くなる傾向です。
特にメーカー指定の塗料や部材を使用するケースでは、材料費が割高になります。
大手ハウスメーカーは割高ではあるものの、大手の安心感や業者を探す手間が省けるといったメリットはあります。
悪質業者である可能性を疑うべきケース
180万円という見積もりを見た際に、もっとも注意すべきなのが悪質業者の存在です。
以下にあてはまる場合、悪質業者の可能性を疑ってください。
・突然訪問し即決を迫ってくる
・現地調査の時間が短すぎる
・オリジナル塗料を強く勧めてくる
・見積書の内訳がわかりにくい
それぞれのケースをくわしく解説します。
突然訪問し即決を迫ってくる
アポなしで突然訪問し、不安を煽って即決させようとするのは悪質業者の典型的な手口です。
相談させる時間を与えないのは、相場と比較されたり悪い口コミを見てしまったりするのを避ける目的があります。
「今日契約すれば大幅値引き」といったセールストークも要注意です。
本来より高い金額を提示して値引きしたかのように見せかけたり、後から追加料金を請求されたりするケースが多々あります。
現地調査の時間が短すぎる
現地調査を短時間で済ませたり省略したりする業者も、悪質である可能性が高いです。
外壁や屋根塗装の費用を正確に計算するには、現地調査が欠かせません。
現地調査が不十分だと希望する仕上がりにならないだけではなく、早期に不具合を起こしやすくなります。
現地調査は、依頼者へのヒアリングと建物調査が主な内容です。
悪質業者は現地調査を適当に済ませ、高額な見積もりを出したり本来必要のない工事を契約させようとしたりします。
業者によっては現地調査でわざと屋根を壊し、高額な修理費用を請求してくる場合もあります。
オリジナル塗料を強く勧めてくる
オリジナル塗料を強く勧めてくる業者も要注意です。
オリジナル塗料は既製品と異なり、性能や品質が保証されていません。
同じグレードの塗料より、費用を割高に設定している可能性も高いのも問題点です。
特に、オリジナル塗料の情報が調べても出てこない場合や、評判が悪い場合は警戒しましょう。
見積書の内訳がわかりにくい
「一式」を多用する曖昧な見積書を出す業者は、悪質である可能性が高いといえます。
見積もりが曖昧になっていると、塗装面積の水増しや高額な追加請求といった被害に巻き込まれやすくなります。
見積書をもらったら、使用する塗料や材料名、計算方法など細部まで明記されているかチェックしてください。
そもそも見積書を書面で出してくれない業者には要注意です。
見積書がないと、契約後に「言った・言わない」のトラブルを起こす可能性が高くなります。
ユーペイントが外壁塗装・屋根塗装を施工した事例
ここでは、ユーペイントが外壁塗装・屋根塗装を施工した事例と実際の費用をご紹介します。
仕上がりや費用感をイメージする際の参考になれば幸いです。
糸島市 M様邸
【BEFORE】
【AFTER】
糸島市で、屋根外壁塗装工事をご依頼いただいた事例になります。
外壁に使用した塗料はTUYABI、かかった費用は150万円です。
外壁メイン色にブロークンホワイト、アクセント色はベイジュを選択し、あたたかみのある落ち着いた印象になりました。
糸島市 C様邸
【BEFORE】
【AFTER】
同じく糸島市で、屋根と外壁塗装をご依頼いただいた事例です。
外壁に使用した塗料はスーパーラジカルシリコンGH、かかった費用は140万円となります。
既存色と同系統の色で塗装し、雰囲気は変えずツヤのある明るい印象になりました。
適正価格で依頼できる優良業者の選び方
費用面の不安を減らすには、高品質な施工を適正価格で提供する優良業者に依頼するのが効果的です。
優良業者を見極めるには、以下のポイントをチェックしてみてください。
・地域密着型の塗装専門業者に依頼する
・施工実績や口コミが豊富
・見積もりや説明が詳細でわかりやすい
・丁寧に現地調査を行ってくれる
特に施工実績は、業者の技術力や対応力を見極めるのに重要です。
写真付きの施工事例を豊富に公開している業者は、安心して依頼できる可能性が高いといえます。
外壁・屋根塗装の180万円という金額に不安を感じたら信頼できる業者に相談しよう
外壁や屋根塗装の見積もりが180万円というのは、一般的には高額です。
ただし使用する材料やメンテナンス範囲などによっては、妥当な金額である可能性はあります。
180万円という金額に不安を感じたら、納得できるまで根拠を業者に確認してください。
費用面での不安を減らすには、悪質業者を避け、施工事例が豊富で説明もわかりやすい優良業者に依頼するのがおすすめです。