雨漏り【基礎知識:サッシ・窓枠周り編】
こんにちは
福岡市・糸島市の屋根塗装・外壁塗装専門店ユーペイント
スタッフの石橋です\(^^)/
毎日、毎日暑いですね…ですが早いものでもうすぐ9月。まだまだ暑い日は続きそうですががんばっていきましょう(^^♪
少し間が開いてしまいましたが今日は前回の続き【サッシ・窓枠周りからの雨漏り】についてお話していきたいと思います!
ベランダサッシの雨漏り原因
室内とベランダの出入り口として取り付けられるサッシですが、実はこのサッシから雨漏りするケースは少なくありません。
ベランダという外に面したところにつけられているため雨風にさらされる機会も多く、取り扱いに気を付けていても思わぬところから雨漏りが発生する場合もあります。
そこでまずは、ベランダサッシの雨漏り原因についてご説明したいと思います。
①窓枠部分のコーキングが劣化している
窓枠と外壁は、コーキングという素材で接着されています。コーキングが劣化すると破れて隙間ができ、その箇所が雨水の侵入経路となる可能性があります。
また、サッシが木製の場合、サッシ自体が劣化して隙間ができる場合もあります。
木製サッシは、カビによる腐食など金属製のサッシより劣化が早まりやすい傾向にあるため、塗装などのメンテナンスを欠かさないよう十分注意する必要があります。
②引き違い部分からの水漏れ
サッシ同士の境目となる引き違いに隙間ができていると、レールを伝って雨水が入り込む可能性があります。
普段の雨では症状が現れない場合でも、台風などで横殴りの雨が降ると室内まで水が吹き込んでくることがあります。
引き違いの雨漏りは、雨戸を閉めて対策
このケースは雨戸を閉めることで対策ができるため、引き違いから雨漏りが起こったときは雨戸を閉めましょう。
雨戸を閉めても改善しない場合は、雨戸が破損している可能性があります。建て付けを調整したり、雨戸の補修を行ってみましょう。
③ビート材の摩耗
ビート材とは、サッシとガラス窓のつなぎ目に使われるゴムパッキンのことです。
窓枠と外壁を接着するコーキングと同じように、ビート材の摩耗によりサッシとガラスの隙間から雨水が浸入することがあります。
④ベランダの床から浸水した
排水溝のつまりなどでベランダの床の水はけが悪くなると、雨が降ったとき床に水が溜まってしまいます。
サッシの高さまで雨水が溜まると、下部レールの隙間から室内に雨水が浸水する可能性があります。
また、床とサッシの高低差が少なすぎると床からの浸水リスクが高くなる場合があります。
排水溝がつまっているときの対処法
排水溝のつまりが原因でベランダに水が溜まっているときは、排水溝の清掃が効果的な対策となります。
ホースで水を流しながらブラシやたわしを使って、泥や枯れ葉などのゴミや汚れを洗い流しましょう。溜まった水が流せれば、浸水も解消することができます。
⑤外壁のひび割れ
ベランダサッシ付近の外壁にできたひび割れから雨水が入り込み、壁の中を通って室内側のサッシから浸出してくることがあります。
サッシ部分は外壁の開口部となるため、とくに窓枠の隅はほかの部分より耐久度が落ちやすくなる可能性も考えられます。
⑥屋根・庇(ひさし)の破損
ベランダの上部にある屋根やひさしが破損していた場合、浸入した雨水がサッシまで流れ出します。
雨水に長期間さらされていると、コーキングなどの各部品の劣化が早まって雨漏りが発生することがあります。
マンション・アパートの上階から雨漏りするケース
マンションやアパートのベランダの場合、最上階ではなければ真上には上階のベランダがあります。
上階にあるベランダの軒天を確認した結果、水漏れや雨染みを発見したときは、上階のベランダから雨漏りが発生している可能性が考えられます。その雨水が下の階にあるサッシまで流れてくると、下の階でも雨漏りが発生することがあります。
ベランダサッシの雨漏りは、コーキングの劣化や引き違いからの浸水などさまざまな箇所が原因となっている可能性があります。
雨漏りを放置すると建物の劣化にもつながるため、応急処置や業者への修理依頼など早めに対応することをおすすめします。
次回は【自分でできる応急処置】のお話をしたいと思います!
では今日はこの辺で☆彡